20190717 習志野きらっとスプリント 星雲賞
競馬雑記(月曜簡易結果)
名古屋・名港盃はポルタディソーニが逃げ切り
逃げ・先行絶対有利の一日ではあったが、この逃げ切りは想像できなかった
とはいえ重賞2勝馬、牡馬を相手に重賞で揉まれてきていた底力はダテでは無かった
同馬を知り尽くす宮下瞳騎手の手綱捌きも冴え渡っていたように見える
タガノゴールド(2着)は大外12番枠から先行策
勝ち馬に唯一追いすがり地力は見せたが、着差が着差だけに枠が逆なら……と言いたいところだろう
エムエスクイーン(8着)は逃げるポルタディソーニ、3番手にタガノゴールドに挟まれる番手から
しかし勝負所では既に手応えが無く失速、デビュー12戦目にして遂に敗れた
大目標であっただろう東海ダービーからわずか1か月、古馬一線級との初対決、無敗、1番人気の重圧
無理矢理Jで例えれば、ラヴズオンリーユーが宝塚記念で1番人気に推されて負けた、みたいなもの
正直なところ仕方の無い敗戦、いつか来る時が今だったというだけの話
……まあ確かに思った以上に負けた、という思いもあるけれど
もしこの敗戦で終わるなら、最初からその程度だったということ
初めての敗戦を糧にして一回り大きく――勝ち馬のように強い牝馬に――きっと成長していくだろう
同馬の物語はここから第二部、真価を問われるのはここからだ
盛岡・マーキュリーカップはグリム、J・4歳世代のダート馬の層が厚すぎる
自在性のある先行馬、秋にはこの馬もダートG1(級)戦線を沸かしてくれるだろう
武豊騎手にインティというお手馬(脚質も被る)がいるのがどうなるか
ノーブルサターン(2着)が完全復調を印象付ける走り、ワイド350円あたり
「咲き始めた桜」チェリーピッカー(5着)が意地の掲示板確保
ロードゴラッソ(4着)から大差ではあるが……マジでよくやった
この走りは報われて欲しい、重賞2勝目を目指して頑張れチェリーピッカー!
水曜予想
園田07R C2二 3歳以上 に 02 ヴィノシティマジス(牡3)が出走
前走の3歳C1三 6着
ゲートでややうるさいところを見せていた
3番手の内を先行したが道中で既に手応えが怪しい、勝負所で進路がやや狭くなる不利もあり人気を裏切った
気性の若さがあるのかもしれない、そうであれば主導権が欲しいところか
脚力自体はこんなものではないと思う、巻き返しに期待
門別06R JRA認定 フレッシュチャレンジ 2歳新馬 に 06 リザード(牝2・父コメート 母ティーケーキセキ)が出走
言うまでもなくヒトカゲの進化系、リザードンへの進化が待たれる
初代ではこの系統がタケシのイシツブテとイワークで苦戦する、と言われがち
しかし子供ながらに同じ半減でも「ひっかく」(物理技)より「ひのこ」(タイプ一致の特殊技)が通るということに気付いたトレーナーも多いだろう
かくいう自分もリザードの「ひのこ」でゴリ押しした記憶がある、繰り返すうちにやけども狙える
初年度は4頭の産駒がいる父コメート
先日の門別でビオレソリエスが産駒初出走(6着)
嘉藤貴行騎手とのコンビで2015年の東京優駿 5着(オルフェーヴル(1着)から0.7差)
18頭中16番人気の低評価ながら粘り込み
デビュー16年目で初のダービー騎乗だった鞍上は、感極まり男泣きで検量室に引きあげてきたという
種牡馬となれたのはこの激走があったから、という面も少しはあるだろう
数少ないとはいえ機会を与えられた、父として名を挙げることができるか楽しみ
船橋11R 習志野きらっとスプリント ダ1000m 20:10発走
船橋11R 習志野きらっとスプリント 【連覇濃厚 10アピア】
◎ 10 アピア
◯ 06 ノブワイルド
▲ 09 サクラレグナム
△ 01 タガノカピート
☆ 05 ヨンカー
★ 04 コウエイエンブレム 三連複軸一頭◎=◯▲△☆★ 10点
スーパースプリントシリーズ・ファイナル
各地で行われたトライアルから出走してきた馬は、(同じ南関東の川崎スパーキングスプリント組以外では)園田のタガノカピートただ一頭
トライアル最終戦の金沢・日本海スプリントは一週間前に行われたばかり
南関東勢が強力とかそれ以前に、この日程で出てくるわけがない
最近 似た ようなこと を複数回言った気がするが、シリーズものをやるのは良い
しかし各地の番組との日程を考えなければ、同じような距離を別々にやっているだけになってしまう
地方競馬の売り上げが少しづつ良化している今だからこそ、各地の連携を強めて、更なる上昇を考えていくべきではないだろうか
連覇を狙う「帰ってきたスプリンター」アピア(セ8)は去年と同じぶっつけ本番
1000m【7-0-0-0】、かつては超短距離を戦う中ではスタートに不安を抱えつつ勝っていた、しかしそれも解消されている
自分が行ってしまっても控えてもOK、まず崩れることは無いだろう
……と思ったのだが、今回は藤田輝信厩舎から渡邉和雄厩舎に転厩初戦
転厩の理由が良く分からないので万が一飛ぶならここ、まあ重箱の隅だと思う
川崎スパーキングスプリント 1着ラディヴィナ(牝6)は、斤量51㎏と展開が向いたと考えて今回は見送り
同3着ノブワイルド(牡7)と、同2着ヨンカー(セ6)を狙いたい、共に勝ち馬からはタイム差無し
前者は斤量59㎏を背負った叩き台、今回は斤量57㎏で左海誠二騎手に乗り替わる
後者は移籍後に大崩れしたのは1400mだった3走前(12着)のみ、この距離なら堅実
高知のサクラレグナム(牡10)は去年のこのレース3着、10歳でも衰えは感じない
園田のタガノカピート(牝5)はこのメンバーでどこまでやれるか楽しみ
コウエイエンブレム(牡6)は移籍後の2戦が共に交流重賞、J・6勝、オープンで好走多数の快速馬の復活があって良い
短距離に矛先を向けて3連勝中のデイジーカーニバル(牡4)は、ここが試金石の一戦となるだろう
門別12R 星雲賞 ダ1600m 20:40発走
門別12R 星雲賞 【前王者の矜持 04オヤコダカ】
◎ 04 オヤコダカ
◯ 10 ディナスティーア
▲ 05 スーパーステション 馬単◎◯→▲、馬複◎=○ 計3点予定
完全復活へ
連覇を狙うスーパーステション(牡5)は前走の大井・帝王賞 11着
先行勢には厳しい流れだった、まだまだパワーアップが必要ということだろう
今後はJ札幌・エルムステークス出走を目指すという話もある、ここは調整の一戦となるはず
大目標であっただろう帝王賞から約半月、去年より一戦多いローテーション、初の斤量58㎏、叩き台……
能力は断然だろうが万が一飛ぶならここ、これは重箱の隅とは言い切れないと考えた
「北海道の鷹」オヤコダカ(牡7)は前走のノヴェリスト・プレミアム A1~A3-1 1着
内の3番手を掛かる面も見せながら先行、勝負所で早々に先頭に立つ
最後は流してねじ伏せる、全盛期を思わせる完勝で久々の勝利を掴んだ
赤レンガ記念を回避しての一戦だったが、この勝利で勢いに乗っているはず
1600mへの距離短縮も好材料、万全を期したローテーションで現王者に牙をむく
明日には牝馬同士のノースクイーンカップ(1800m・1着5,000,000万円)がある(※星雲賞1着3,000,000円)
1600mを求めての出走だとしてもこの相手では割に合わない気もするが、その自信(?)を買ってみたい
ドラゴンエアル(牡8)とモズオトコマエ(牡5)は、1600mがやや忙しそうな気がする