永吉昴と栄冠ナインpart.10【e-BASEBALL パワフルプロ野球2020】
part.1
~前回までのあらすじ~
2人目の天才・有原翼ら有望な1年生たちの入部で、活気に溢れる大宇宙高校野球部
天才・永吉昴世代、最後の夏の大会
レギュラー、控え、そして無念のベンチ外……明暗はくっきりと分かれる
それでも、部員21名が一丸にならなければ、夢の甲子園優勝は夢で終わってしまう
2年連続の夏の甲子園の舞台へ、今年は2回戦からの出場
とても長くて、ちょっぴり短い、熱い夏の第一歩を踏み出す……
あらすじおわり
夏の道大会2回戦 富良野学院 ランクD
先日の練習試合で勝った相手
1年目の夏は3回戦で敗れて、2年目の夏は1回戦で勝ち……と3年連続でのご登場
初期ライバルがしぶとく出てくる展開は好き
でもホップは普通に嫌い、てめえ登場回数多すぎなんだよ、コバンザメか
注目選手は1年の天才遊撃・翼
翼は3番へ打順を上げる
1回表の攻撃、タクロー安打、理亜バントで1死2塁、先制の好機
3番の翼
やはりというか戦術の数値が小さい
ミート慎重お任せ3、最低でも進塁打を頼む
平凡な三ゴロ、走者釘付
まあドンマイだ翼
しかし昴が四球の後に、主将五十嵐と葛城に連続適時打が飛び出す、オートで2点を先制、2対0
良い流れだぞ
3回表の攻撃、1死
3番の翼、2打席目
ミート慎重お任せ5
引っかけて遊ゴロ
切り替えていこうな翼
4回表の攻撃、2死から荒木が二塁打で2死2塁
8番のオレの化身こと藤村
固有戦術は🍀ラッキーボーイ🍀、まあここで魔物引かなくても良い、ランクB以上では絶対引いてくれ
右前安打で好機拡大、2死1・3塁
オレはやればできる子
9番の城
ここは1点取りたいところ
良い当たりだが相手二塁の好守備に阻まれる、スリーアウト・チェンジ
好プレイの赤堀の能力
強すぎる、敵ながら天晴れ
5回表の攻撃、無死からタクローの二塁打、無死2塁
タクロー好調だね、まあこれくらいは当然
2番の理亜
固有戦術は🍀ラッキーガール🍀、まあここで魔物引かなくても良い、理亜は可愛いな
送りバントをしたかったが戦術が1、ラッキーガールでローボールヒッターが付いたし打たせよう
一ゴロで進塁打、1死3塁
いい子いい子、しっかり役割を遂行しているな
3番の翼、3打席目
スクイズは戦術が1、打ちたいんだな、おまかせ慎重犠牲フライ2
前進守備の二塁へ平凡なゴロ、2死3塁
大丈夫大丈夫、今は全てが翼の良い経験なんだ
4番の昴
さて……後輩の天才に良いものを見せてあげようか
これが天才の、🌷才能開花🌷だ
一ゴロ、スリーアウト・チェンジ
ズコー(AA略
ここはカッコよく決めるところだよすばるん!?
5回裏の守備、2死1・2塁
1番、どん詰まりの投ゴロ、スリーアウト・チェンジ
こんなもんですわ
6回裏の守備、再度の2死1・2塁
6番、三塁へのハーフ・ライナー、タクローが捌いてスリーアウト・チェンジ
そろそろ中押し点を昴にあげたい
7回表の攻撃、無死から藤村の安打、無死1塁
昴が頑張っているんだ、Pのオレも頑張らないとな
9番の城、本日2-0
ここは足を活かすセーフティだな、戦術も5
ただしそれは1ストライクまで、以降は送りバント5に切り替える
三塁線上へ絶妙な犠打、間一髪一塁アウト、1死2塁
堅実な仕事だ城、あれで刺されたら相手三塁を褒めるしかないよ
1番のタクロー、本日3-2
黄色い声援を受けて野生のセンター返し7、これはかつる
痛烈な中前安打、1死1・3塁
ヒュウ!タクローカックイイ!
2番の理亜
打ってもいいが、ここはスクイズで確実に1点が欲しい
スクイズ4、昴ならこの1点でダメ押し
1ストライクまで待つ、1ストライクの次が富良野学院、貴様らの最期だ
2球目がストライク、1ストライク1ボール
行くぞ理亜、3走・オレ(走力42)
三塁に取らせるやや強めのスクイズ、3走・藤村は余裕の生還、3対0
可愛(かわい)い理亜の川相(かわい)のようなバント、ナンチッテ
なおも2死2塁の好機
3番の翼、4打席目
ミート慎重転がせ3
空振り三振、スリーアウト・チェンジ
ほろ苦い公式戦デビューとなってしまったな
翼には先があるから、今は先輩たちにくっついていくだけでいい
8回表の攻撃、無死から昴の安打で無死1塁
5番の主将五十嵐、本日3-1、1打点
高めをひっぱたき左前安打、無死1・2塁
ベンチで主将は嫌か、ならそれを続けるんだぞ冬樹よ
6番の葛城、本日3-1、1打点
一二塁間を破る右前安打、無死満塁
続くねえ、ここは畳みかけるぞ
7番の荒木、本日3-1
リプレイのように一二塁間を破る右前適時安打、4対0
怒涛の四連打!素晴らしい
なおも無死満塁
8番の藤村ことオレ、本日3-2
三ゴロ、三塁封殺から一塁転送、5-5-3の併殺打の間に1点追加、5対0
水差し野郎は見つかったようだな、今日は勝っているし1点入ったので許してヒヤシンス
8回裏の守備、2死1塁
4番赤堀、ナックルを高々と打ち上げて左飛、スリーアウト・チェンジ
本日の昴の操作、ここまで2死からを3回のみ
危なげないとはまさにこのこと、宝石のような昴、このゲームを支配する
9回表の攻撃、2死
3番の翼、5打席目
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
痛烈なピッチャー返しは中前安打、嬉しい公式戦初H
流石天才、転んでもタダでは起きないよ
4番の昴、本日3-1、1四球
止めの一撃くれてやる
一ゴロ、スリーアウト・チェンジ
フッ……武士の情けだ
9回裏の守備
捕手央路、一塁谷藤、二塁梶田、左翼生田目、中堅坪井、右翼ゆかりに選手交代
主将五十嵐の伝令、ものすごく盛り上げる+★と、葛城の伝令、褒めまくるを使用
5番、三飛、1死
6番、遊飛、2死
最後に理亜の伝令、すごく励ますを使用
7番、三飛、スリーアウト・ゲーム・セット!
飛んでくるかもって堅くなっていた1年生たち
これが君たちの第一歩、今日という初心を忘れるなよ
完封勝利で2回戦突破
これには昴もニッコリ
このあたりはもう楽勝です
控え1年の信頼度稼ぎもしちゃいますから
そしてそこには飛ばさずタクローと翼に取らせる頭脳的ピッチングを見せる昴
後輩たちがガチガチに堅くなっているのを見抜いていますから、エースエースアンドエース
そしてドロップがMAXの7、懸河のドロップ
ウィニング・ショットのスライダー7、目くらましのナックル3、良い感じだな
危なげない勝利で3回戦進出、さて次のお相手は?っと
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去年の夏の道大会3回戦 松前高校 ランクC
相手投手の名前が 、平凡な名前だが、ここは試される大地・北海道
つまりこいつは……
もしかしなくても……
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フフフ……思ったより早いご登場だな
・・・・・・・・・
お前と戦いたかった、この時を待っていたよ
同世代では比類無き能力を持つ、永吉昴
だが、強すぎる力は持つ者を孤独にする
戦いを挑む者など居ない
同じ景色を見る者が居ない
肩を並べ競い合う者も居ない
全力を出すに値する者は居ない
過ぎた力は無いと同じ、とても悲しいことだと思わないか?
しかし、お前には唯一、可能性がある
昴と並び立つに相応しい力を持つ者よ
去年の邂逅、今年の再会、全てが必然
そして昴はお前を倒し、甲子園で優勝する
あくまでお前は昴の踏み台、オレたちのための舞台装置
精々足掻け、踊って見せろ
不遜にも「神の子」を騙る「人間」……
たなかまさひろ
松前高校、田 中 将 大?
夏の道大会3回戦 松前高校 ランクC
今年もエース田中を擁して大宇宙の前に立ちふさがる
どこかで消えてくれていた方が正直楽なんだけど、これは白黒つけておかなければいけない相手、出てきてくれてよかったよ
事実上の決勝戦の火蓋が切って落とされる
さて……この1年でどれだけ成長したか、見せてもらおうか?
かなり成長しているな
しかしアメリカで現役選手という都合上、元が弱体化している
こちらとしてはありがたい話だが、こんなマー君は納得いかないという人の方が多そう、ダルとかもそうだけどもっと強いのは明らか
というか去年背番号12、今年も12ってどういうことだ、明らかに背番号が適当に割り振られている
微妙に萎えるからやめろや、アレは背番号1、曇りなき眼で見れば1にしか見えない
とはいえ背番号1の森山も強いな
なお調子は絶不調、ジャイロボール+ノビAで総変化12、調子が悪くて助かるよ
本日の注目選手も翼
先制は松前、3回に連続二塁打で1点先制、4回に2ラン本塁打で0対3(全てオート)
パーフェクト・ピッチ
一方、大宇宙は4回終了時点で田中に完 全 試 合、一人の走者も出せず沈黙
おいおい嘘だろ、あれだけ煽って負けました~とかオチとして最悪、エピソードデルタ並の駄作になってしまう
5回表の守備、1死2塁
1番、二飛、2死2塁
2番、一ゴロ、スリーアウト・チェンジ
これ以上点はあげないよ、昴ナイス・ピッチ
頼むから援護をくれ
5回裏の攻撃、ピンチの裏には
昴と主将五十嵐の連続安打、5回にして初安打、お目覚めの大宇宙打線、無死1・3塁
6番の葛城
ここから下位打線、この微妙すぎる数字の並び、この回に最低でも2点は返したいのに
意地を見せてくれ、バント?そんなことしてる場合じゃねえ
固有戦術・お祭り男と、ミート慎重転がせ3、とにかく繋いで繋いで
平凡な遊ゴロ、ああ、
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
この打球を見た瞬間、ああ終わったか……と思ったよ
併殺を覚悟したが、まさかの遊撃送球失策、1対3
兵頭の悲劇を思い出したわ
相手遊撃の仲田も決して守備が悪いわけではないのにな、むしろ送球Cという
だが同情している暇はない、無死1・2塁、畳みかけるぞ
7番の荒木
こんなときにぴったりの固有戦術・揺さぶるを使用
あーあ、仲田クンが普通に捌いていたら2死走者無しだったのにね(笑)
1点入って無死1・2塁、これが現実、ねえねえ今どんな気持ち?
って荒木が言っている、そんな気がする
あいつは鬼畜か、いいぞもっとやれ、弱みには徹底的につけ込みまくれ、隙を見せた方が悪い
ここはどうするか悩みどころ
送りバント5、1死2・3塁で一打同点の場面を作るか、それとも強行策か
荒木はバント◯と上手いが、ここは三塁封殺がある場面(2走・五十嵐 走力D51)
なにより今の「流れ」なら強気に攻めていきたい、揺さぶって調子も落としたことだし
最悪、荒木ならカット打ちで粘れる、ミート慎重おまかせ5
平凡な遊ゴロ、ああ今度こそ、
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
この打球を見た瞬間、ああ今度こそ終わったか……と思ったよ
併殺を覚悟したが、封殺後にまさかの二塁送球失策、2対3
1死2塁、同点の好機
……ああ、
「あの時」、ここから昴は後続をきっちり抑えたんだっけな?
田中、お前はどうなんだ?
8番の藤村
ラッキーボーイで広角打法、魔物は無い、この試合、真っ向勝負で勝つしかない
というか既に魔物は使ったも同然だしな、これ以上はもう求められないし、求める気も無い
藤村ことオレの打率は.189
グロ中尉、1年生翼を除いたスタメンで一番低い
送りバント5、だが繰り返しになるがここは打つしかない流れ、そういう「流れ」になっている
具体的には「コナミエフェクト」が味方している、そういうこと
……これ、ミもフタもないが、パワプロを――栄冠ナインを――長くやっていると、そういうのが感覚的に分かる時があるよね?
ミート慎重センター返し4
威圧感もあるし、田中のスタミナを削ってなんとか
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
!?
マジかよ
高めに浮いたシンキング・ツーシーム、確かに甘い球だった
弾けた打球は、曇天を切り裂く一筋の白光となり……左翼スタンドに消えた
流れが来ているのは読んでいた、そこは本当に褒めて欲しい
ここまで最高の結果は読めなかったけどな
藤村ことオレ、昴のPとしての役割を完璧に果たす逆転2ラン本塁打!4対3
続く城は倒れるが、タクローの安打+盗塁で2死2塁、再度好機を作る
2番の理亜
ラッキーガールでPH、これでこの試合の魔物召喚の可能性は消えた
当たり前だが打つしかないよ、ミート慎重おまかせ5
ボール球を流し打ち右前安打、2死1・3塁
逆転後の2死から繋ぐ、こういうのは良いね
3番の翼
ここで回ってくるあたりが天才、好機が天才を追いかける
しかしコマンドはすさまじく微妙、ミート慎重転がせ3しか選択肢が無い
代打も考えたが、だったら最初から翼を注目打者に(上位打線に)持ってくるなという話になる
臨機応変という言葉もあるが、揺らいではいけない信念というものが必ずある、今回は後者
大宇宙の甲子園制覇には、翼の成長が不可欠なんだ
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
初球を引っ張って左前適時打!5対3
翼、最高のバッティングだ
この場面で初球から振っていくのは肝が据わりすぎている
なかなかできないことだよ、ここで打ってくれたのはいろいろとでかい
そして左翼が打球処理にもたつく間に1走理亜が3塁到達、大宇宙に走塁も隙はありません、2死1・3塁
4番の昴
ミート慎重センター返し5
2球続けてSFF、2球続けて全く合っていない空振り、流石の昴も力んでいるな
これもわかる人にはわかる「流れ」を読み、転がせ5に切り替える
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
コンパクトなスイングで痛烈な中前適時打!そして中堅のグラブの下を打球が転がっていく……走者一掃、7対3
打撃も一流、これが大宇宙のエースで4番、永吉昴だ
後逸の間に昴は2塁到達、2死2塁
5番の五十嵐
— CB@Ria (@Cosmo_Bulk_Aria) 2020年7月19日
火の出るような中前適時打!主将も意地を見せた、8対3
見ろあの守備を、捕球はポロリ、送球は高い、完全に浮き足立っている
一挙8得点で逆転に成功、田中をノック・アウト
6回表の守備、2塁打を浴びて無死2塁
流れを完全に掴んだ以上、絶対に離さない、あちらに隙を見せてはやらない
荒金の伝令で守備を引き締める
4番、ドロップで三振、1死2塁
5番、先ほどサイレント本塁打を打った選手
詰まった三ゴロ、2死2塁
6番、遊撃の翼へハーフ・ライナー、スリーアウト・チェンジ
逆転した次の回をゼロで切り抜ける
素晴らしいぞ昴、それでこそエースだ
8回裏の攻撃、2死
1番のタクロー
……?
なんだこの操作の回り方、走者も居ないし注目選手でも無い
と思ったら、9番の城がサイレントソロ本塁打を放っていました、9対3
要はあと1点でコールドなので出番が回ってきたということ
うわあジョニムラン見たかったわ、あくまで黒子、9分の1に徹するバイプレイヤーの鏡
いやこんなときくらいは目立ってもいいのよ、無欲すぎるのも考えもの、しかしよく打ったぞジョー
タクローは一ゴロ、スリーアウト・チェンジ
9回表の守備
2回戦と同じく捕手央路、一塁谷藤、二塁梶田、左翼生田目、中堅坪井、右翼ゆかりに選手交代
主将五十嵐の伝令、ものすごく盛り上げる+★と、理亜の伝令、すごく励ますを使用
メンドくさそうな顔ですけど、理亜なりに励ましてますから
5番、ナックルで空振り三振、1死
6番、右前安打、本職捕手のゆかりがゆっくり捌く、1死1塁
7番、ナックルに合わせただけのニゴロ、梶田→翼→谷藤と次世代内野陣で併殺成功、ゲーム・セット!
3回戦突破
5回は本来、葛城と荒木の凡打でゼロに終わっていたはずだった
松前ナイン、連続失策により完全に緊張の糸が切れて8失点
田中は4回まで無安打の大宇宙打線に連打を浴び、切り替えるべき守備陣も、集中力を欠いたのが目に見えていた
大宇宙は、5回以外の得点が城のソロ本塁打の1点のみ
勝負の分かれ目は、完全にあの5回だった……一発勝負の恐ろしさ
蘇る記憶、去年夏の甲子園、みどり工業戦
大宇宙は兵頭の連続失策で1点を失った、そのあと昴はーー大宇宙守備陣はーー後続を切り、失点を2点で抑えてみせた
確かにその2点が決勝点となってしまったのだが、それはまた別の話
大宇宙ナインは、あの絶望的な状況下で、誰ひとり諦めてなどいなかった
スピリッツ
そしてその闘争心は、後輩たちに確かに受け継がれている
あの甲子園での敗戦は無駄ではなかった
勝ち続ける強さより、負けから這い上がる強さの方が尊いこともある
田中よ、お前は這い上がれる強さを持っているか?昴との勝負は、まだプロの世界に続いているぞ
昴のコントロールがSに到達、スタミナとのダブルS達成
そんなん天才なら余裕だろwっていうのは言わない方向で、3年目なのでね
いつの間にか総合戦力もCになっていました、強くなったな
打撃力が低いのはもう仕方がない、育成方針は終始一貫して守備・投手力重視です
それ以外の方針で栄冠やるつもりがありません、ポロポロされると強い弱い以前にストレスが溜まるので
韋駄天と化したタクロー、なかなかカッコいいな
次回、準々決勝から