20170712 ジャパンダートダービー
溜まっている回顧は今度こそこの後に
外した時こそ回顧が必要なんだというのは分かってるけど後回しにしてしまう悪い癖
大井 ジャパンダートダービー
◎ 06 キャプテンキング
○ 03 タガノディグオ
▲ 10 リゾネーター
△ 04 ヒガシウィルウィン 単
△ 12 サンライズノヴァ
☆ 08 サンライズソア 三連複◎=○▲△△☆予定
羽田盃馬の意地を見せつけろ
本命はキャプテンキングとする
転入初戦で休み明けだった羽田盃1着はヒガシウィルウィン(2着)を振り切って逃げ切り、東京ダービー2着はそのヒガシ(1着)の激走の前に離された結果となった
ヒガシではなく今回こちらを上位に取る理由はローテーションと騎手
今年のキャプテンは2(1着リゾネーターに1.1差ぶっちぎられる)→1→5→休・転入→1→2(1着ヒガシに1.3差ぶっちぎられる)→今回、の変則○×○パターンと見る
また、2度レースに乗って矢野騎手も特性を掴んでくるだろうという考えもある
羽田盃のタイトルを背負って、その名の通りに3歳ダートの王となれ
順番は前後するが東京ダービー馬ヒガシウィルウィン
この舞台で主戦の森騎手が乗り替わり、正直誰に替わってもプラスにはならないだろう
東京ダービー1着は圧巻だったが、あれだけのぶっちぎりだとそこが調子のMAXだったのでは?という思いも少しある
心を鬼にして印を落としたが、鬼になりきれないので単はしっかり買っておく
東京ダービーの走りが出来るなら、JRA勢相手でもアタマまで十分すぎるほどありえると思うので
JRA勢の順番は安定感抜群のタガノディグオから
園田・兵庫チャンピオンシップ1着でダート【3-5-1-0】の安定感、JRA勢を軸で行く場合でもまず外せない軸となるだろう
リゾネーターは逆にムラっ気なところがある
キャプテンキング、サンライズノヴァをぶっちぎった力を素直に発揮できればあっさり勝っても驚かないし、なんかあっさり負けても驚かない
JRA東京・ユニコーンステークス1着は見事な末脚だったノヴァだが、展開の利も多少込みだったとは思う
力は認めつつも、前に行ったら案外で後ろからでは届かないもあり得なくはないと思い評価は少し下げた
ソアは乗り替わりがどう出るか?2000mの距離は向きそうなので
乗せ続けたリゾネーターと乗り替わりのソア……この2頭の結末も個人的には楽しみ
(※20170712 09:25 騎手を追加、本田騎手頑張れ)
競馬の名門JRAから大井に転入してきた主人公・キャプテンキングは、競馬に参戦するためにマトバ厩舎を訪れた
マトバ厩舎の面々はキャプテンキングを名門JRAの重賞馬だと思いこんでしまう
しかし実際は、キャプテンキングは3歳500万下勝ちまでしかない重賞にはほど遠い馬だった
そのことを気が弱くて言い出せない谷口は、周囲の期待に応えるべくすさまじい陰の努力を続け、ついには羽田盃に勝つまでになり、大井競馬を引っ張っていく
ダービー馬がヒガシウィルウィンしかいないじゃん!
各地のダービー馬が勢揃いする、すっごいレース大井でやるからって思ってたのに、私バカみたいじゃん!
「JRA勢が強いので回避は当然の結果です」
当然?なんで?私が下手くそな絵を描いて勝手に盛り上がっていたから!?もういいよ!私ジャパンダートダービーの馬券買うの
やめないけどさ
むしろ本場行く予定だけどな、今年はJRA勢も南関勢も好メンバーで楽しみだし
だからこそここに他地区のダービー馬がいればなお……という思いはある、が
結局のところ他地区のダービー馬が集まらないのは(JRA勢が強いのは一旦置いといて)、「ジャパンダートダービー」というレースの立ち位置が微妙なせいなのでは
たまに言われる、地元の交流重賞に地元のトップクラスが出てこないのとは問題の質が少し違うと感じる
南関勢が東京ダービー1着から3着まで揃って出てくるのは、これが南関クラシック三冠最終戦という地元の王道路線だから
JRA勢にとっては、芝レースが中心であるJRAの中にいる3歳ダート馬の晴れ舞台として、目指すレースとしては十分である
だが、他地区勢にとっては……地元のダービーを目指すという王道の後にある存在、王道でも目指すレースでも無いというレースになっていやしないか?
例えばGRANDAME-JAPAN 3歳シーズンだったら、「関東オークス」がポイントもたくさん入る最終戦と位置付けられている
スーパースプリントシリーズだったら、各地のトライアルラウンドから「習志野きらっとスプリント」というファイナルラウンドがある
ところがダービーシリーズは、「ジャパンダートダービー」がダービーシリーズに入っていない
一応、>3歳ダートクラシック路線の頂点であるジャパンダートダービーに向けてとはダービーシリーズ公式サイトに書いてはあるが、現実はそうなっていない
シリーズ優勝馬がジャパンダートダービーに出走した場合、馬主に100万円の奨励金
ではここで、先日の佐賀・大分川賞1着圧勝の栄城賞馬スーパーマックスが得た賞金を見てみましょう、はい、100万円
……
…………
そりゃ、出るわけないんだよなあ……
まあ奨励金と賞金ごっちゃにしてるけど賞金は馬主80パーセントくらいだったか?まあだいたい同じようなもんだ(暴論)
ダービーを制する馬ともなれば(一昔前の高知あたりならともかく)、100万円ならわざわざ遠征なんてリスクを負わなくても地元で戦って十分得られる
そもそもそういうのはゼニ金だけじゃない、と言いたい思いもあるが、それは外野だから言えること
先日のブレイヴコールのコラムの話では無いが馬主=全員大金持ちとは限らない
走る馬には最大限の稼ぎを叩き出してほしいだろう
例えば、日本馬がリスクを負って海外遠征するのだって勝利の名誉か賞金かそのどちらもか、のため
……話はそれるが自分の好きな馬の一頭にタップダンスシチーという馬がいる
この馬は飛行機のトラブルがありながらも、レースの2日前に海を越えて凱旋門賞に出走した
常識的に考えてこんなスケジュールでは勝ち目は薄い
それでも出走したのは(、一部では信仰と揶揄されたりもするが)、凱旋門賞が歴史ある大レースで、ヨーロッパ最高峰のレースであり、そこに出走するだけでも名誉、という理由もあっただろう
やや意地悪な言い方をすれば、ダービーと名は付いているが今回が19回目の開催となる南関クラシック三冠最終戦、というレースに他地区から見て果たしてどれだけの名誉、魅力があるのか?
勝ち目も薄けりゃ利益も出ないし名誉も微妙なレースにリスクだけ負って出ろ、と言われてハイ出ます、とならないのも理解できる
それでも無責任ないち競馬ファンとしては出て欲しいとは思うけれど、冷静に考えれば出ない方が正解だ
だからこそ、それでも出走してきた他地区の馬……サンタンパとサザンオールスターは馬券は抜きにしてだが応援したい
しかし、引き合いに出した凱旋門賞だってなにも最初から歴史や名誉があるレースだったわけでは無い
歴史や名誉
そ れ をつくっていくのは今の時代の馬、というところが難しいところ
素人考えなら、結局最初はお金を積むしかないのでは、ジャパンカップみたいに
賞金も奨励金もアップ、他地区ダービー馬が出走すればするほど奨励金が加算されるシステムとか
日本人を船から海に飛び込ませるには「みんな飛び込んでいますよ」と言うエッスニクジョークではないが、「みんな出走しますよ、あなたの馬も出走すればボーナス増えてみんな幸せですよ」みたいな?
最初はなりふりとか体裁を構う必要なんて無いだろう(適当)
……どこからその金は出るのかって?知らんわ、誰か地方競馬に関する偉い人何とかしろくださあああああ
そうやって各地のダービー馬が集い、各地のダービーの次はここに出る、3歳ダート最強をここで決める、むしろ出走できるだけでも光栄、という流れを作っていく
また門別・王冠賞(道営のクラシック三冠最終戦)とも日程が近いし、各地で連携してスムーズなローテーションになるような調整が必要では
今年でいえば道営三冠のかかる岩手ベンテンコゾウなんか絶対出るわけがない、三冠でボーナス2000万円だぞ、200万じゃない(二冠でも250万)
そうやって出走し続ければきっといつかは勝ち負けできる馬が必ず出てくるといいな
出走しなければ可能性はゼロ、出走すればゼロでは無いのだから
まあダラダラ書いたけど何が言いたいかって言えば自分はフリビオンを大井で見たかったんだよおおおおおん高知とか気軽に行けねーんだよあああああ